2007年08月18日

●解任危機も…反町監督 平山と心中



北京五輪アジア最終予選初戦のベトナム戦(22日、国立)に臨むU―22日本代表19人が17日、発表された。反町康治監督(43)は2次予選でチームに貢献したFWカレン・ロバート(22=磐田)らを外し、U―20世代から4人を抜てき。一方で、不調のFW平山相太(22=FC東京)を継続して招集し、最終予選も長身FWと心中する覚悟を決めた。

 信念を貫いた。反町監督は、自らの進退が懸かるベトナム戦でも平山を攻撃の軸に置く。「平山は活躍できるか?」との問いに対し「リアルな質問ですね…」と苦笑いしたが、19選手中FWはわずか3人。チームの生命線といえるポストタイプは平山だけで、期待の大きさは明らかだった。

 今回はカレン、増田、上田、菅沼ら、2次予選の全勝突破に貢献した選手を外し、U―20世代から林、内田、安田、柏木の4人を抜てき。7日に日本協会の川淵キャプテンに呼び出され「各年代の中で五輪が一番面白くない」と苦言を呈されたこともあり、大胆なメンバー変更を敢行した。それでも、川淵キャプテンから「覇気がない」などと酷評された平山は招集。引き分け以下で解任の可能性もある大一番を長身FWに託した。

 平山はFC東京で控えに甘んじ、4カ国対抗戦(1〜5日)でも不発。2次予選は5試合5得点と結果を残したが、相手は格下で参考にはならない。「予選突破できるように頑張る。常に全力でやれるように」。6月下旬から継続的に上半身の筋力トレを行い、肉体改造に着手。最終予選に向けて準備を進めてきたものの、流れの中での得点は5月16日の香港戦が最後だけに不安は残る。

 反町監督も「FC東京が勝っているときには試合に出ない選手。それが問題」と試合勘の低下を危ぐしている。悩めるエースは最終予選で目を覚ますのか。4大会連続の五輪出場へ、平山と心中する指揮官の決断は大きなかけになりそうだ。